バイオリンの弾き方のコツ 一覧

バイオリンの扱い方

はじめてのバイオリン

パーツの名称
バイオリンの各部分の名前を確認しましょう。パーツの名前を知らないと解説を聞いてもわかりません。
肩当の使い方とバイオリンの持ち方
バイオリンを持っているだけで肩こりする場合は、適切な持ち方でない可能性があります。バイオリンを楽に持つための、肩当の位置や高さの調整の仕方を確認します。
弓の毛の適切な張り具合
弓の毛は適度に張らないと弓(木の部分)を傷めたり、弓を折ったりしてしまいます。適切な張り方と強さを確認する方法を解説します。
松脂のつけ方と適切な松脂の量
弓の毛替えをした直後は当然ですが、普段の練習の前にも松脂(マツヤニ)をつける必要があります。松ヤニの塗り方と適切なつける量を解説します。
とりあえずチューニングする方法
全く初めての方でもできる調弦の方法(簡易的な方法)です。本当はしっかりとこちらの方法(バイオリンのチューニング(調弦)の方法)でチューニングしたいのですが、全く初めての方が行うのはかなり難しいと思いますので、とりあえず、こちらで試してみて下さい。

バイオリンのメンテナンス

バイオリンの掃除
練習後は松脂や手の脂を取るなどして掃除をしましょう。
バイオリンのチューニング(調弦)の方法
バイオリンの調弦(チューニング)作業は、はじめは難しいものですが重要ですのでしっかりマスターしましょう。ここでは音を合わせる順番とそのコツを解説します。
弦の張り替え
弦の種類・張り替え方
弓の毛換え
弓の毛替えは個人で行うことはあまりありません。楽器店などを経由して専門業者にお願いすることになります。毛替えの後の弓はツルツル滑り音が出ません。音が出るようになるまで松脂をたくさんつけましょう。
駒の調整
調弦を繰り返していると駒が曲がったり傾いたりしてきます。駒が倒れる前に直しましょう。

バイオリンの演奏テクニック

右手・弓の使い方

右手の基本

弓の持ち方と右手指の形
弓を持つ右手について解説します。基本は指の関節を柔らかく使うことです。
音の強弱の付け方〈弓の毛の使い方・弦と弓の位置〉
音に強弱をつける方法を幾つか解説します。弓の毛を使う量を変える方法、弓に力を載せる方法、弦と弓の当たる場所を変える方法を解説します。
移弦(いげん)の動作と、右腕・右ひじの動き
(※この解説の内容は、次の「移弦の基本動作と速い移弦の練習方法」の解説に含まれます。そちらをご覧ください。)移弦の時や、弓に力を載せる時など、右腕と右肘の動きは大変重要になってきます。右腕のポジションについて解説します。
移弦の基本動作と速い移弦の練習方法
前半では移弦の基本動作から解説します。後半は、速い移弦動作のポイントとその練習方法について解説します。

ボーイング

ボーイング・運弓
右腕・右肘・右手首・右手指の運動によってしなやかなボーイングをするには、各関節を柔らかくする必要があります。ボーイングの基礎について解説します。
詳しいボーイングの解説・実践編1
ボーイングの解説の改定版です。より実践的な話題について解説します。
詳しいボーイングの解説・実践編2
ボーイングの解説の改定版その2です。上げ弓・下げ弓時の右手の指の動きや、弓元の動きを解説します。
詳しいボーイングの解説・実践編3
ボーイングの解説の改定版その3です。弓先での動き方や、弓の持ち方のバリエーションを解説します。
指の運動・指弓・弓の返し
弓のテクニックの重要な要素である右手の指の柔軟性について解説します。指弓や弓の返しも合わせて解説します。

弓のテクニックと表現

デターシェ(Detache)の弾き方と練習方法
ボーイングの一番の基本であるデターシェ奏法についての解説です。
マルテレ(Martele)/マルテラート(Martelato)の弾き方と練習方法
音を軽く破裂させるように短く切って弾く奏法について解説です。弓によって表現を加える第一歩となります。
スピッカート(spiccato)/ソティエ(Sautille)/跳弓(ちょうきゅう)の弾き方と練習方法
跳ばし、と呼ばれる弓を小さく弾ませて弾く奏法の解説です。弓がなかなか跳んでくれないという方向けの練習方法の解説です。
スラースタッカート(slur staccato)/一弓スタッカート(one-bow staccato)の弾き方と練習方法
一弓で音を区切りながら演奏する奏法の解説です。速い場合とゆっくりの場合について解説します。
リコシェ(ricochet)/リコシェ・サルタート(ricochet saltato)/跳ばすスラースタッカート(flying staccato)の弾き方と練習方法
スラースタッカートを弓をとばしながら演奏する奏法の解説です。

左手・指の使い方

左手の形・弦の押さえ方

ネックを持つ左手の形
左手はネックを握ることなく、ネックに添える感じで置きます。指板に弦を押さえつけるのに必要な力だけが加わるようにします。第一ポジションから第三ポジションまでは、親指の位置と人差し指の位置が安定した音程を確保するため重要なポイントです。
バイオリンの弦の押え方や左手の指の形についてよくある質問
バイオリンの持ち方や弦を押えている左手についてしばしば質問を頂きますので、よくある質問とその回答を用意しました
音階と左手指の並び・左手の形
音階によっては、人差し指(1の指)から小指(4の指)の指の並びが指にストレスのかかるものになる場合があります。辛いからと言って手の形や位置を変えたりしてはいけません。安定した音程を確保するのが難しくなってしまいます。
音階練習とアルペジオ(分散和音)
バイオリンの初級、中級向けの教本に収録されている曲は、ほぼシャープ(#)3つからフラット(♭)3つまでの長調(イ長調、ニ長調、ト長調、ハ長調、へ長調、変ロ長調、変ホ長調)です。”バイオリン基礎練習”で、それぞれの音階練習の指の配置や形について解説していますが、その導入です。また、音階と組み合わせてアルペジオ(分散和音)の練習も追加しています。
「安定した左手ができている」とはどういうこと?・速いパッセージの練習方法
速いパッセージの練習には、リズム変奏が効果的です。でも、その前に、左手ができているかを確認する必要があります。
弦の移動と左肘位置の移動
弾く弦を変えるとき、肘も合わせて左右に移動させることで指をスムーズに動かすことができます。肘が硬くなっていると、指の運動が阻害されてしまいます。

ポジションチェンジ・移動

 
ポジションチェンジの方法
音程を外さないでポジションチェンジする為のコツは、「ネックと人差し指の接触面」です。ポジションチェンジの練習法についても解説します。
特集・ポジションチェンジの練習方法1【人差し指での移動練習】
ポジション移動の基礎となる人差し指での移動練習の手順を解説します。次の練習方法2の前に確認しておきたい項目です。
特集・ポジションチェンジの練習方法2【指の変更のある移動練習】
ポジション移動の前と後で押える指が変わる場合の練習方法を補助音符(中間音符)をつかって手の形を変えないで移動する練習手順を解説します。

ビブラート

ビブラートのかけ方
ビブラートをかける時は、弦を押さえる指の関節には力をいれず、手や腕の振動で指が動かされるようにします。弦を押さえている指先以外には、指に力をいれてはいけません。
特集・ビブラート 挑戦する前の確認事項/腕からかけるビブラートと手首からかけるビブラートの比較
ビブラートの練習をはじめる前に出来ていないといけない確認事項を解説します。また、腕と手首のビブラートの違いを説明します。
特集・ビブラート ビブラートの弾き方
ビブラートの弾き方を解説します。「ビブラートのかけ方」の改定版です。
特集・ビブラート ビブラートの練習方法とその注意点
ビブラートの練習方法の紹介と、練習する際の注意事項を解説します。
ビブラート練習方法(その2)・親指関節の柔軟性
親指の関節の柔らかさに注意すると良いビブラートができます。左手の親指を柔軟にしてビブラートをする練習方法を解説します。

トリル・装飾音

トリルの練習1 装飾音符やトリルの仲間の解説
曲に華やかさを加えるバイオリンの奏法である、装飾音とかトリルについて解説します。
トリルの練習2 トリルの弾き方・練習のコツ【指や弓の使い方】
トリルを軽快に弾けるようになるためのコツやトリルの練習時に注意する点について解説します。
トリルの練習3 トリルの練習手順の解説
トリルを練習する時に注意したいポイントは、メロディーのリズムが崩れないようにする事と、指板に残している指の力を抜くことです。指板に残している指の力を抜いてトリルができるようなるために、トリルの後に装飾音を組み合わせた練習の手順を解説します。

全身・その他

重音・和音

重音(和音)の弾き方 弓の使い方と弦の押さえ方
重音(和音)を弾く時の右手の(弓の扱い方)と左手(弦の押さえ方)のポイントを解説します。上手く重音を押さえられない時の見直しのヒントも紹介しています。
重音(和音)の練習方法と練習手順
「バイオリン基礎練習」に、各調毎の重音練習メニューを用意してあります。練習する前に手順を確認してください。