〈左手・指の使い方・バイオリンの演奏テクニック〉
特集・ビブラート[補足解説1]
ビブラートの練習をはじめる前の確認事項
左腕の全体を確認できるように鏡を用意しましょう
- 練習をはじめる時は、左手から左腕全体の側面が見えるように鏡を用意して動きをチェックしましょう。
- 基本は、手の甲から腕にかけてほぼ真っすくな状態を保てていること、手の形(手の甲の向き)などが、ビブラートをかけているときといないときで変わっていないこと、などを確認します。手や指に不必要な力が入っていると、形に現れてきますので絶えず確認するようにしましょう。
バイオリンを左手で支えてませんか
- 楽器の重さを肩と顎(あご)で支えられている事を確認しましょう。左手で楽器の重さを支えている状態ですと、ビブラートをかけるのは難しいです。 バイオリンの正しい持ち方 を確認してください。
曲の音程は(ビブラートなしで)しっかりとれていますか
- 音程の悪さをごまかすためにビブラートを悪用してはいけません。そのような使い方をすると非常に気持ちの悪い音色になってしまいます。ビブラートで演奏する前に、正しい音程がとれるまで練習をしてください。
腕からのビブラートと手首からのビブラートの比較
腕からのビブラート
- 振幅の大きなゆっくりとしたビブラートに向いています。低い音(G線やD線)で情緒的なフレーズを演奏するときに適しています。
- 早く細かいビブラートは不利になる傾向にあります。
手首からのビブラート
- 早く細かいビブラートをかけるのに有利になります。高音域で使うと素敵な響きになります。
- 手首からビブラートをかける方が多いように思われます。このサイトで解説している ビブラートの弾き方 も手首からかけるビブラートについてです。
動画解説(youtube)
動画解説(goo)
youtubeにアップしている動画と同じ内容です。不具合時等にはこちらをどうぞ。
補足解説
なし