〈はじめてのバイオリン・バイオリンの扱い方〉
肩当の使い方・バイオリンの持ち方
肩当はバイオリンが鎖骨(肩)に載るように高さと向きを調節します。
- 肩当(かたあて)は楽器の裏板に取り付ける部品で、足の高さと向きを調節することができます。
- 胸板の厚さ、肩幅の広さ、首の長さには個人差がありますがその差異を吸収して、顎でバイオリンを押さえ易い場所に楽器をもってくるのが肩あての役割になります。
バイオリンは鎖骨に載せる感じで、顎はバイオリンが落ちない程度に軽くはさみます。
- 手を離しても楽器が落ちないように、顎と肩(鎖骨)ではさんで保持できるようにします。顎で押さえるのが大変は場合は、肩当を調節し直します。
- 肩当を正しく使えば、肩を持ち上げて楽器が落ちないように一生懸命支える必要はないはずです。
バイオリンは体正面から左斜め45度程度にあり、水平より少し傾けて保持するようにします。
- 楽器は体の正面から斜め45度位の角度にあるようします。楽器は完全に水平よりかは斜めになるのが普通です。
- 背中をまるめたり、肩に力がはいってくると楽器が必要以上に傾きすぎてしまいます。また、バイオリンの糸巻きの方が下がってしまいますので、姿勢を良くして楽器を持つようにします。