〈バイオリンの演奏テクニック〉
重音(和音)の練習方法と練習手順
重音・和音の練習手順
- 音階教本では、3,6,8度の音階練習が基本メニューになっています。ここでは、3度、4度、5度、6度、8度が混ざった重音の組み合わせを練習します。
- 曲中で良く使われる重音は、その曲の調の主和音であることが多く、まずは主和音とその「転回形」と言われる和音を構成する音の重音練習をすることが手っ取り早い重音訓練になります。
- 主和音とその転回形を例で解説します。ハ長調(C-Dur)を例としてとりあげると、ド、ミ、ソ、が主和音です。そして、その第一転回形は、ミ、ソ、ド(1オクターブ上)になります。第二展開系は、ソ、ド(1オクターブ上)、ミ(1オクターブ上)になります。詳しくは「楽典(がくてん)」をあたって頂きたいのですが、簡単な解説は動画解説でしていますので参考にして下さい。
- 重音を練習する時は、2和音をいきなり弾くのではなく、下の音→上の音→合わせた音、という順で弾くようにします。小さな音で、自分の出している音を良く聴くようにします。
動画解説
補足解説
重音練習の楽譜(ハ長調)
解説動画では、例としてハ長調(C-Dur)の場合を解説しています。