全くの初心者の方向けのガイド
バイオリンを衝動買いしてしまいました。全く初めてです。どの順番で解説を見ればよいですか?という方のためのナビです。上から順番に見ていけるように並べてあります。
楽器を弾ける状態にしましょう
- パーツの名称
- まずはじめに、解説ビデオで出てくる言葉を理解するためにバイオリンの各パーツの名前を確認してください。
- 弓の毛の適切な張り具合
- 弓の毛は張らないと弦で弓の木を傷つけてしまい弓の寿命を縮めてしまいます。また、張り過ぎると弓を折ってしまいます。弓の毛の調節の仕方を確認してください。
- 松脂のつけ方と適切な松脂の量
- 買ってきたばかりの弓の毛には松脂がついていないことも多いです。その場合、ツルツルして全く音が出ませんので松ヤニをつけてから練習します。毎回、練習前に松ヤニをつけるようにします。
- とりあえずチューニングする方法
- 本当はしっかりとこちらの方法(バイオリンのチューニング(調弦)の方法)でチューニングしたいのですが、全く初めての方が行うのはかなり難しいと思いますので、とりあえず、大まかに音を合わせる方法を解説します。
- バイオリンの掃除
- 練習の終わり方をはじめに確認しておきます。練習後の毎回行う掃除の方法について説明します。
バイオリンを弾いてみましょう 弓の持ち方・ボーイング
音を出してみましょう
- 肩当の使い方とバイオリンの持ち方
- それでは、バイオリンを構えてみましょう。肩当を使ってバイオリンを構える方法を解説しています。
- 弓の持ち方と右手指の形
- 弓の持ち方の基本解説です。弓の持ち方も色々個性があって良いのですが、ここでは一番オーソドックスと思われる持ち方で解説しています。
- 半弓・全弓でボーイングしてみよう
- 弓中、半弓でボーイングするところからはじめます。徐々に全弓使えるように慣らしていきます。
ボーイングの基礎を確認しましょう
- 詳しいボーイングの解説・実践編1
- ボーイングの基本解説です。この実践編1,2,3では、弓元から弓先まで、全弓をしっかりつかえるようになるための解説をしています。全くの初心者の場合、いきなり弓先や弓元を使うのは難しいので、弓中でボーイングすることからはじめます。全弓でボーイングするためのポイントを確認して下さい。
- 詳しいボーイングの解説・実践編2
- 上げ弓・下げ弓時の右手の指の動きを解説しています。弓元での動作も解説しています。
- 詳しいボーイングの解説・実践編3
- 弓先での動き方を解説します。初心者の場合、弓先まで弓が届かないという方も多くいます。右手や指が硬いという理由だけではなく、バイオリンの構え方に問題がある場合もありますので確認してください。
- デターシェ(Detache)の弾き方と練習方法
- はじめに習得する基本的なボーイング方法はデターシェです。
弦を押さえてみましょう 音階・移弦
左手の形と運指の基本
- ネックを持つ左手の形
- 左手の形の基本解説です。全くの初心者の場合、1,2,3の指までを最初に練習するようにして、4の指は後回しにしても良いです。
- 音階と左手指の並び・左手の形
- バイオリンは指板(しばん)を指で押えた場所によって音程が連続的に変わります。ギターとちがってフレッドはないので正確な音程をとるには耳に頼るしかありません。音階を練習することで、指で押える場所と音の対応を覚えます。
- 音階練習イントロ
- ここに「指板表」がありますので、どこを押えるとどの音がでるか、大体の位置を確認できます。”バイオリン基礎練習”にリストされている各調の音階練習のまとめですが、今の段階では音階練習に進む必要はありません。
- はじめての運指の練習
- 全くの初心者のための簡単な指の運動練習用サンプルです。左手の指は1から3までを練習して、小指(4の指)はつかいません。また、移弦(弦を移りながら弾く)もありません。
- バイオリンの弦の押え方や左手の指の形についてよくある質問
- バイオリンの持ち方と左手の形ついてのよくある質問です。自分にとっての「良い形」を見つけるための指針にしてください。
- 「安定した左手ができている」とはどういうこと?・速いパッセージの練習方法
- 左手の形が安定しないとずっと苦労することになりますので、はじめに確認しておくと良いと思います。全く初心者の方は、「速いパッセージの練習方法」はさらっと流して頂いてかまいません。
弦の移動(移弦)
- 移弦の基本動作と速い移弦の練習方法
- 弾く弦を変えることを「移弦(いげん)」と言います。弦を移動する、という意味です。全く初めての方は、この解説の前半、「移弦の基本動作」をご覧ください。
- 弦の移動と左肘位置の移動
- 移弦の時、左肘も同時に移動させる必要があるのですが、初心者の場合おろそかになりがちです。左肘の動作を解説しています。
音階の練習
- 音階練習イントロ
- 長調の音階練習の為のイントロダクションになっています。通常、音階練習は練習曲の調に合わせて徐々にすすめます。
- イ長調音階
- ファーストポジションでの指の形が一番ストレスの少ないものなので、初心者が最初に取り組むと良い音階練習です。バイオリンのシャープ記号(#)3つ。A-Dur(アードゥア)、A-Major(エーメジャー)とも呼ばれます。
ここまで進んだら、簡単な練習曲とその音階の練習に入ります。
少し経ってから挑戦することをおすすめします(基礎知識の予習としてご覧ください。)
弓のテクニックと表現
- 指弓・指の柔らかい運動
- 楽器をはじめた直後は、弓への力の乗せ方や弓をコントロールする方法の勝手がつかめず、弓をしっかりつかみ過ぎてしまう傾向があります。弓と上手く付き合うためには右手の指の使い方を知っておく必要があります。「バイオリン弾き方のコツ」の「ボーイング」からご覧ください。
- マルテレ・スピッカート・ソティエ・サルタート・リコシェなどなど弓の表現テクニック
- 弓のテクニックによって、バイオリンの音の表現は広がっていきます。色々な弓の使い方を解説していますが、まずは、デターシェがしっかりできるようになってから取り組むようにしてください。「バイオリン弾き方のコツ」の「弓のテクニックと表現」からご覧ください。
ポジションチェンジ・移動・シフティング
- ポジションチェンジ
- バイオリンではじめに習う左手の指の配置は、ファーストポジション(第一ポジション)と呼ばれる配置です。指板の駒側に近い方に手全体を移動させて弦を押さえると高い音域を出すことができます。高い音域を出せる駒側の指の配置(ポジション)を、順番に第二、第三、・・・ポジションと名付けています。このポジションを移り変わることをポジションチェンジ・ポジション移動・シフティングといいます。「バイオリン弾き方のコツ」-「左手・指の使い方」-「ポジションチェンジ・移動」からご覧ください
トリル・装飾音
- トリル
- 短い音の連続で音に飾りをつける弾き方です。楽譜に小さめの音符や波マークが付いているものが装飾音で、音符にtrと書いてあるのがトリルです。「バイオリン弾き方のコツ」-「左手・指の使い方」-「トリル・装飾音」からご覧ください
ビブラート
- ビブラート
- 音の高さを微妙に揺らす弦楽器特有の音の表現方法です。この音色にあこがれてバイオリンをはじめる方も多いのですが、あせらずに、まずは左手や右手がある程度できてから取り組むことをお勧めします。「バイオリン弾き方のコツ」-「左手・指の使い方」-「ビブラート」からご覧ください