バイオリンの基礎練習
変ホ長調(Es-Dur/E♭-Major)の音階とアルペジオ(分散和音)練習
練習内容の解説
変ホ長調音階はフラット(♭)が3つ、「シ」、「ミ」、「ラ」についた音階です。「シ」については、G線2の指「シ」、A線1の指「シ」、E線4の指「シ」がそれぞれ半音下がります。「ミ」については、D線1の指「ミ」、A線4の指「ミ」が半音下がります。「ラ」については、G線1の指「ラ」、D線4の指「ラ」、E線3の指「ラ」がそれぞれ半音下がります。指配置を指板表で確認してください。
ハ長調音階とくらべてD線、A線、E線それぞれの4の指が半音下がった位置に来ますので4の指が楽になります。一方、全ての弦で1の指が低い位置になるので人差し指の形に注意が必要です。D線1の指「ミ♭」とG線4の指「レ」の間隔が広いので、開放弦を使わずに4の指を使う時は左肘をしっかり動かして4の指が届きやすくなるようにします。
D線1の指(ラ♭)、D線1の指(ミ♭)、A線1の指(シ♭)、E線1の指(ファ)を押える時、人差し指だけを引くようにして押えるよう注意してください。親指とネックの接触位置を糸巻き(ペグ)の方へずらさないように注意して下さい。
レッスン動画解説
前半はゆっくり音階を弾いているサンプルです。つづけてアルペジオ(分散和音)のサンプルがあります。
変ロ長調音階楽譜と指板表
補足
変ホ長調音階・アルペジオの音源のみ(mp3)
変ホ長調の音階練習(E-dur/E♭-major)のサンプル音のみのMP3ファイルです。自分の弾いている音程確認のためにサンプルをipod等で再生しながら楽器を弾きたいかた向けです。ここからダウンロードできます。