"ガボット ゴセック作曲"の演奏方法のポイント4

【補講】速いスラースタッカートがかすれた音になってしまう方へ

速いスラースタッカートは、弓を弦の上で弾ませることと、滑らせることの両方を意識しましょう。

速いスラースタッカートを弾く時に、かすれた音がでるだけで、バイオリンがなってくれないと感じる方は、”バイオリンを弾く”という意識をもう一度確認しましょう。弓を弾ませることに意識が行ってしまい、弓の毛を弦の上で滑らせるということを忘れている場合がよくあります。

早いスラースタッカート 弓のバウンド

動画で解説

楽譜

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解説

速いスラースタッカートは、弓を弦の上で弾ませると同時に滑らせることを忘れないようにしましょう。

速いスラースタッカートを弾く時に、弓をバウンドさせることにばかりに注意がいっていると、かすれたような音がでるだけでバイオリンが響いてくれません。

弓のバウンドをコントロールすることに注意すると同時に、普通にバイオリンを弾く時と同様に弦の上を弓が滑る感じをしっかりと確認するようにしましょう。

かすれた音が出てしまう人は、”弾くこと”を意識し忘れていないか注意してみましょう。

弓が跳ね過ぎると感じる場合、弓の毛を半分程度つかうようにしてみましょう。
重音のトンネル

速いスラースタッカートを弾く時、由美が跳ね過ぎてしまってコントロールしにくいと感じている方は、弓を少し倒して、弓の毛半分程度つかうだけにしてみましょう。弓の毛を全部つかって跳ねさせるよりもバウンドが小さくなり、弓のバウンドをコントロールしやすくなるはずです。