"ユーモレスク ドボルザーク作曲"
バイオリン演奏のポイント3 〜曲に表現をつけてみましょう〜
★(1小節目から8小節目) 曲の速度上げる個所は音も大きく、速度を落とすところは音を抑えて抑揚をつけましょう。
ドボルザークの曲は同じフレーズが繰り返し、単調になりやすい傾向があるのですが、バイオリンで演奏するときは、弓の使い方を工夫して抑揚をつけて演奏すると雰囲気が出てきます。
★音の強弱と弓の使い方を工夫しましょう。
小さな音でバイオリンを弾く時は、弓を使う量を節約する方法と、弓に加える力(弦への圧力)を小さくする方法の2つがあります。前者と後者では楽器の響き方が異なってきますので、曲中で表現したいことに応じて使い分けるようにしましょう。
抑揚 弓の使い方 バイオリン右手の使い方
動画で解説
楽譜
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解説
1小節目〜8小節目 山では前向きに、バイオリンを響かせ、山の前後は速度も音も抑えて演奏しましょう。
1小節目から8小節目までのメロディは、1〜4小節、5〜8小節までの同じパターンがくりかえされます。各々の4小節間のまんなかの2小節に山をもってきて、山では、弓をたっぷり使ってバイオリンを響かせるように、山の前後では、弓を使う量を少なくして音を抑えるようにします。
また、山の前後では、演奏の速度を少し落とすようにします。山では、前向きに(「速度を上げて」という意味です)弾くようにしましょう。
9小節〜16小節目 13小節目からの2回目の繰り返しは、弦への圧力を減らしてピアノで演奏しましょう。
9小節目から16小節目も、同じフレーズを2回繰り返して演奏します。表現をつけるために、2回目をピアノで弾きますが、その場合、使う弓の量を少なくしてピアノにするのではなく、弓への力を小さくして(弦への圧力を減じて)ピアノで演奏するようにしましょう。そうすると、ピアノでも楽器が響くようになります。