"ガボット (作曲;コレルリ)"の演奏のポイント3
★21小節目は曲の山場 確実な音程で。
21小節目の”ド”を、ファーストポジションで弾くと4の指(小指)で押さえることになり、手の形にストレスがかかります。しかし、音程を外さないようにするためにも手の形は変えないように注意しましょう。
★移弦は右腕をしっかり使う。
隣の弦を引かない為ににも、右腕の上げ下げを確実に行うようにしましょう。
へ長調音階の左手の形 移弦
動画で解説
楽譜
ガボット(A.Corelli)の楽譜を開く
上のリンクをクリックすると楽譜が別ウィンドウで開きます。解説動画と並べてご覧ください。(同じウィンドウに表示されてしまう方は、リンクを”右クリック”してメニューから「新しいウィンドウで開く」を選んでください。)
上のリンクをクリックすると楽譜が別ウィンドウで開きます。解説動画と並べてご覧ください。(同じウィンドウに表示されてしまう方は、リンクを”右クリック”してメニューから「新しいウィンドウで開く」を選んでください。)
解説
この曲の最大の山(20、21小節)は音の取り方に注意
このガボットの山場である20小節目と21小節目は、音程の取り方がもっとも難しい場所です。
21小節目の1拍目の”ド”は、ファーストポジションで弾くと4の指(小指)で押さえることになりますが、通常ファーストの4の指は、1音下の”シ”を押さえるので、それよりも高い場所を押さえることになります。
この”ド”は、気持ち長めに、たっぷりとひくのがよいでしょう。ビブラートをしっかりかけて優雅に音を響かせましょう。
次の”ファ”の音を外さずに弾くためにも、音とりの練習中は、2の指、あるいは、1の指の付け根はバイオリンから離さないようにしましょう。離すと、正確な音程を取るのが難しくなってしまいます。
高い”ド”はサードポジションで弾いてもよいです。
手の大きな方ですと、ファーストポジションで”ド”を押さえることもできますが、難しい方は、サードポジションで3の指(薬指)で押さえても構いません。こちらのほうが、ビブラートもかけやすく音もきれいに出しやすいかもしれません。
移弦は右腕をしっかりつかいましょう。
18小節目、20小節目では、A線からD線、G線、A線へ、あるいは、A線からD線、G線、A線へと弾く弦が変わります。移弦するときは、右腕もしっかり上げ下げして使うようにしましょう。隣の弦をひいてしまわないようにするためにも、右腕はしっかりつかいましょう。