"ガボット (作曲;コレルリ)"の演奏のポイント2

★へ長調の音階 E線上の1の指の”ファ”に注意。

へ長調の音階を弾く時、左手1の指と4の指の間が広く開くことで、ストレスのかかりやすい手の形になります。正しい音程を安定してとるために、手の形が大きく変わらないように気をつけて演奏しましょう。

スタッカートは弦の上で弓の動きをしっかり止める。

コレルリ作曲のガボットでは、軽く弾むようなイメージを出すためにスタッカートを多く使います。右の手を重さを上手に使って演奏しましょう。

レガートでスタッカートとの対比をはっきりと。

コレルリ作曲のガボットでは、軽く弾むようなイメージを出すためにスタッカートを多く使います。右の手を重さを上手に使って演奏しましょう。

へ長調音階の左手の形 スタッカート

動画で解説

楽譜

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解説

”ファ”(E線上の1の指)をしっかりおさえましょう。
左手の形に注意

1小節目の”ド”(A線上の2の指)と”ファ”(E線上の1の指)の音を取る時に、人差し指(1の指)をグッと縮めて”ファ”を押さえなければならないので、慣れていない人にとっては手の形にストレスがかかり少し難しいかもしせません。だからといって、音を取る時に、人差し指の付け根付近をバイオリンから離していると安定した音を取るのが難しくなります。人差し指の付け根付近をバイオリンから離さないようにしましょう。

安定して”ファ”の音を取るためには、あらかじめファを押させる位置の真上で人差し指を待たせるようにしましょう。あるいは、慣れるまでは押さえたままにしていてもよいです。

”ド”(A線上の2の指)の音でビブラートをかける場合は、もちろん、1の指を外して手が自由に動かせるようにしておいたほうがよいです。

スタッカートは弓先と弓元で。しっかり止める。
スタッカート弓先

3小節目の2拍目のスタッカートは、弓先で、4拍目のスタッカートは弓元で引きます。

弦上で弓の動きをしっかりと止めることで、スタッカートの演奏ができます。

弓の位置は、指板ではなくコマに近い方を引くようにしましょう。

レガートでスタッカートとの対比をはっきりと。

5小節目と6小節目の3拍目と4拍目はなめらかに、レガート(legato)に弾きましょう。1拍目と2拍目のスタッカートとの対比がはっきりでるように弾いてみましょう。