"メヌエット ト長調 ベートーベン作曲"
バイオリン練習のコツ2 後半のリズム変化・運弓
★19小節目のTrioからは、曲の雰囲気を変えて軽快に演奏しましょう。
前半のゆったりとしたリズムに対して、後半Trio以降を軽快に演奏することでバイオリンの演奏が素敵に聞こえるようになります。リズムの変化をはっきりとつけましょう。
★20小節目から34小節目まで繰り返すリズムは、音程確認の練習と運弓の練習をわけて確認しましょう。
移弦を含む軽快なリズムが続きますので、練習方法としては、はじめに音程をしっかり練習しましょう。特に弓をもつ右手の肘の移動に意識を向けましょう。もそっとした音の継ぎ目や隣の弦にふれてしまう事故を避けることができます。
バイオリン練習用レッスン動画
動画の注目ポイント
A:左手の指の位置と形、指と指板の角度や押え方に注意してください。
B:Aと合わせて、指と手の動きや形を立体的にとらえてください。(手相は見る必要ありません。)
C:主に弓使いを確認します。右肘の位置、弓を持つ右手と右手首の動きに注目してください。左手首から左腕にも注意してください。
D:弓を使う量、弓毛と弦の接触箇所(指板寄りか駒寄りか)、弓の毛の使い方に注意してください。
一見して全ての動作を確認することは難しいので少しづつ巻き戻して見るようにして、左手、弓、右手、そして右腕の連携運動を理解するようにしてください。
レッスン4 19小節目から最後(youtube)
レッスン4(goo) youtubeにアップしている動画と同じ内容です。お好みのプレイヤーでどうぞ。
楽譜
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補足解説
各小節で繰り返す、ダウン、スラースタッカートでアップ、のリズムを軽快に演奏するコツは、ダウンの2音は弓に圧力を乗せてバイオリンをしっかり響かせ、アップの4音ははじめの3音を軽めに、最後の1音で弓を多め(ほぼ半弓使うつもりくらい)に使って次の小節の頭の音に乗せこむ感じで弾くことです。
アップ弓で弾く4音のそれぞれの音で止めるには、弓を持つ右手の手首を少し回して右手人差し指で弓を弦に押えこむ感じでブレーキをかけます。右手の手首の柔らかさも重要なポイントです。動画で右手と手首の動きの感触を掴んでください。